2014年2月7日金曜日

5分で分からないシリア紛争 登場組織紹介2

今回は反政府組織としてアルカイーダ系とその他を紹介していきます


アル=カーイダ系武装組織

アルカーイダは、言わずと知れた国際テロ組織で、米国を標的としたテロをいくつも実行したとされます
一番有名なのは911同時多発テロです。

しかし、世界最大のテロ組織を生み出したのは米国自身だったりします
起源は1978年のソ連によるアフガニスタン侵攻まで遡ります
米国中央情報部がソ連の活動を妨害するため、
武器と装備を提供し、兵士を訓練しました。
こうしで出来たソ連に抵抗するための武装組織の総称は「ムジャーヒディーン」
(ムジャーヒディーンとはイスラム教上の聖戦を実行する人達の事です)

1989年、彼らはアフガニスタン国内からソ連を追い出すことに成功しましたが
武装組織は一つにまとまっているわけではありませんでした。
アフガニスタンは共通の敵を失ったムジャーヒディーン達による内戦が継続されました

アルカーイダ創始者とされるウサマ=ビン・ラーディンもムジャーヒディーンの一人でした。
しかし、1991年 湾岸戦争が始まると
イスラムの聖地であるメッカとメディナを領有するサウジアラビアが国内に米軍を置くことを認めたのです
聖地に異教徒の軍を受け入れるとは何事か と、その辺りから反米思想を持つようになります
他のムジャーヒディーン達も同様に反米意識を高めていきました

そうして、反米意識を持ったムジャーヒディーンが集まってできたのがアルカーイダです




武装組織を上げていくと、

アル=ヌスラ戦線

アレッポ市内で市民を拉致、市内の川で78人の死体が発見されたり等、
その他の自爆テロにも関与している組織のようです
アルカーイダの実質的なシリア支部で、構成員も殆どがシリア人です

イラクとシリアのイスラム国


元々アルカーイダと協力体制にある組織なんですが、
2014年に入ってからアルカーイダから絶縁を宣言され、ヌスラ戦線との戦闘も発生しています。
テロを行いながら政府軍と交戦しています。
構成員の殆どは周辺アラブ諸国などの外国人が主体です



アルカーイダ系は大まかににこの2つに別れています



どちらも、自由シリア軍と協力体制にあるんですが、
自由シリア軍との戦闘も発生しているそうです
偶発的なものなのかそうでないのかは知りません



次回は外国で反政府組織を支援している組織と国を紹介します


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