今回からシリア紛争に関して詳細に解説していきたいと思います
今回はシリア騒乱に参加した組織に関して、一つづつ解説していきます
赤が反政府組織、青が政府側組織になります
反政府組織の面々
自由シリア軍(Free Syrian Army:FSA)
前回も出てきた反政府武装勢力の中核組織
中心が軍から離反した連中とだけあって、それ相応の練度と装備を持ってます
さすがに戦車や航空機なんかは離反時に盗めなかったみたいですが、
政府軍から鹵獲した戦車を運用してたりします
戦車兵と整備兵の離反があれば、普通の軍と変わらない運用ができるはずです
(ちなみに、今後出てくる動画中に「アッラーフ・アクバル」ってよく言いますが、あのあたりの紛争だと攻撃する前、攻撃した後、攻撃が成功した、攻撃されたなど本当に色んな場面で言います
使い方的には「oh my god」に近いはず。意味は「神は偉大なり」だけど)
元軍だけでなく、武装した民間人 民兵も加わった組織で、
反対性武装組織の中心的な位置にあります
クルド人系武装組織
クルド人は独自の国家を持たない世界最大の民族集団で、世界で2000万から3000万と言われています
例えば、大和民族には日本が、朝鮮民族には北朝鮮と韓国が、ユダヤ民族にはイスラエルがあります。
しかし彼らは独自の国を持たない。持ったことはあるんですが、僅か11ヶ月でイラン政府軍から侵攻され、国は崩壊し、大統領は絞首刑にされました(マハバード共和国)
彼らの目標は独立国を持つこと。その一点になります。
シリア国内にも数百万人が住んでおり、主にその居住地域を武装組織が支配しています
現在、組織的な戦闘としては
クルド民主統一党 Democratic Union Party:PYD
の軍師組織である
人民防衛隊 People's Protection Units:YPG
が主に戦闘を行っています
YPGの武装部隊
同じ反政府勢力ではありますが自由シリア軍との戦闘も発生しています
理由は簡単、クルド人組織はあくまで自分たちの国を持つことが目標。
自由シリア軍の敵である政府軍に対して攻撃しないから といったものです
政府軍ともろくに戦わず、土地だけを持っていくクルド人武装組織。
これは戦後あーだこーだ言われそうですよねぇ…
次回はアルカイーダ系とその他の反政府組織を紹介します
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