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2014年2月11日火曜日

5分で分からないシリア紛争 組織紹介4

今回は反政府側を支持、支援している勢力、政府、組織です




アメリカ合衆国(United States of America

言わずと知れた世界最強の経済と軍事力をもつ国家。
2013年前半あたりから、非軍事的支援(食料や水、生活に必要な物資等)
を反政府側勢力及び、国外脱出した難民に送ってきましたが、

2013年の後半、化学兵器の使用が報告され、
米国....というかオバマ大統領は軍事介入を主張、
国連ではロシアと中国の反対もあって攻撃の正当性が確保できないこと、
国内の反対運動が激しいこと、ロシアと化学兵器を国連によって処理することで合意したこと
などの理由により軍事介入は回避されました。

何故アメリカ、というか大統領は介入するという選択肢をとったのか
特に利点がないかと思われますが、外交は信用が大事です。
といっても、普通の信用ではありません。
この場合は恐喝的な信用です。

例えば、北朝鮮が日々韓国に対してあーだこーだ言って、
無慈悲な鉄槌、無慈悲な懲罰と頻繁に言って韓国を脅そうとしますが、
既に狼少年。だれも聞く耳を持ちません

それに比べて、アメリカが「シリアの政府に対して無慈悲な鉄槌を下す」なんて言った日には
明らかに軍事介入を前提として、侵攻準備体制に入ったとか、
少なくとも何かしらの攻撃をしそうですよね
この違いです。

つまり、アメリカは今後化学兵器を使用した国に軍事介入できるよう、
軍事介入しようとした実績を作るわけです

そうすることにより、化学兵器を持つ国そのものも減り、世界中に
「化学兵器をアメリカに対して使うとヤバイ」と思わせることが出来ます

核兵器に関しても同様ですね。
イラクなど、核兵器が実際に見つからなかった国でも核開発を止めるための抑止力として
アメリカの戦争は今も機能しているわけです
当然、アフガンもアメリカに対してテロを起こすとどうなるかという前例になるはずです。
世界の警察は、未だに健在。しっかり機能しています。

最も、核開発に関して一番怪しいイスラエルを見て見ぬふりしてる時点で
公平かどうかといえば別の話になりますが。


グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)

長々と書きましたが要はイギリスです。
自分はイギリスと言うのがあまり好きでなく、UKやブリテンなどと呼ぶことが多いですね
シリアに対する外交政策や方針は基本的にアメリカと同じなので省略します。
イギリスもテロに悩まされてますからねぇ・・・




イスラエル:イスラエル国防軍(IDF)

シリアの南側に国境線を持ち、直接国境線で接する隣国です
1968年の中東戦争でイスラエル軍は当時シリア領土だったゴラン高原へ侵攻、
現在もゴラン高原にはイスラエル軍が駐留しています

(イスラエルの主張する)シリア国境線からは迫撃砲の音や銃撃音が聞こえるほど紛争が間近にある場所です。

1968年の中東戦争以来、というか以前からシリアとイスラエルは敵対関係にあります。
この敵対関係もあり、当然ながら反政府軍を支持しており、
アメリカとイギリスが軍事介入を検討した際に反対運動どころか国家全体で軍事介入を支持していた唯一の国家です。
但し、この場合の「国家」の場合自治区は含みません。
ユダヤ人国家の方が軍事介入を支持しました。

イスラエルは国家として唯一実際に攻撃を行っており、補給を潰すための空爆なんかを、
回数は少ないですが行っています




他の国家も非軍事的支援は行っているのですが、
特に目立ったものはないので割愛します


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